【基礎看護学実習Ⅱ】アセスメント:役割関係・セクシュアリティ

今回は、「役割関係」、「セクシュアリティ」についてのアセスメント例をご紹介したいと思います。

役割関係

介護役割

 <例>現時点では自立度が高く、介護や介助を必要としていないため、問題はないと考えられる。

→この患者さんは、介護を必要としないため、当てはまりませんが、介護者の状況についてアセスメントします。

家族関係

 <例>患者さんの方から家族の話をしてくれたこと、家族の仲が良いと言う発言夫との生活で我慢していることがない様子であること、面会の際に楽しそうにしていたことから、家族は安定した関係を保つことができていると考えられる。

→家族関係についてのアセスメントをします。家族の面会時の様子や、家族についてのお話などからアセスメントをします。

役割遂行

 <例>娘が入院中の着替えなどを持って来てくれたり、夫が洗濯物を待って帰ったりしている様子から、本人のできないことを家族が代行しており、家族としての役割遂行には問題がないと考えられる。

→ここでは、家族の役割について書いていますが、患者さん本人の家庭での役割について書けるといいと思います。

セクシュアリティ

性同一性

<例>身なりや言葉遣いが女性らしく、私が女性であるという理由で手術痕を見せてくれたことから、女性らしさを意識してアイデンティティを確立して存在していると考えられ、性同一性に問題はないと考えられる。


→ここでは、性同一性についてのアセスメントなので、身なりや言葉遣いなどの情報からアセスメントをしました。

性的機能

<例>性器疾患もなく、夫と頻繁に連絡をとり、関心を寄せていることから、性的機能に問題はないと考えられる。


→生殖器疾患の有無などからアセスメントをしています。

生殖

<例>既婚であり、妊娠、出産を経て子供を育てていることから、生殖機能に問題はないと考えられる。


→結婚歴や出産経験からアセスメントをしました。

ここの領域は、婦人科疾患などでは重要になってくると思われますが、疾患に関係なければそこまで深くアセスメントする必要はないと思います。

実習での対象となる患者様は、教科書とは異なることも多いと思います。

個別性を出すポイントとしては、複数の参考書を活用し、対象者に当てはまるものを組み合わせていくことが必要です。

ネットの記事だけでなく、ぜひ本も活用してください😊

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