今回は、老年看護学実習における、認知症の方の心理・霊的側面についてのアセスメント例を紹介します。
心理・霊的側面
(例)食事や飲み物を渡そうとすると、他者へ譲ろうとする様子から、自分だけが食事や飲み物を摂取するのが気の毒で他人を思いやっていると考えられる。元々、他人を思いやる方で、気を遣ってくれているためだと考えられる。気を遣って水分摂取をしないことがあるため、周囲の方にも飲み物があることを伝えたりし、遠慮させないような関わりをする必要がある。
ポイント
ここでは、心理的側面なので、施設で生活されている方の場合、
・ストレスの有無
・抑うつの有無
などの情報が必要だと思います。
ここでの事例では、認知症であるため、うつ状態などのアセスメントは難しいが、対象者の価値観を知っておくという点で上のような特徴を挙げました。
実習での対象となる患者様は、教科書とは異なることも多いと思います。
個別性を出すポイントとしては、複数の参考書を活用し、対象者に当てはまるものを組み合わせていくことが必要です。
ネットの記事だけでなく、ぜひ本も活用してください😊
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