今回は、老年看護学実習における、認知症の方の生活史・発達課題についてのアセスメント例を紹介します。
生活史・発達課題
(例)結婚し子供を産み育てていることから、人生の各時期での発達段階をクリアしてきたと考えられる。
現在は老年期であり、「現状に対する失望をも自分自身に引き受けて自我の統合を獲得する」という発達課題がある。
しかし、アルツハイマー型認知症の影響で会話が困難であり、現在の自身の状態をどう感じているかを聞き出すことは困難であると考えられる。
ポイント
ここは、アセスメントが難しいですよね😅
・ハヴィガーストの発達課題
・エリクソンの発達課題
を参考に、老年期の発達課題がクリアできているかを確認していました。
また、認知症である場合、現在の老年期の発達課題についてのアセスメントは困難であるため、
・過去の生活ではどうだったか(それまでの発達課題はクリアできているか)
についてアセスメントをしていました。
実習での対象となる患者様は、教科書とは異なることも多いと思います。
個別性を出すポイントとしては、複数の参考書を活用し、対象者に当てはまるものを組み合わせていくことが必要です。
ネットの記事だけでなく、ぜひ本も活用してください😊
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