【基礎看護学実習Ⅱ】学び

今回は、最後に学びを書く”最終レポート”があったので、

基礎Ⅱ実習での学びを紹介します☺️

学び

 私が受け持たせていただいた、溶血生貧血の患者は、入院後しばらくし、身体を温めることとステロイドの服用により、貧血は改善し、症状も落ち着いてきていた。しかし、ステロイドの副作用などによる不眠で注意力が低下し、頭がスッキリしない、疲労が取れないなど随伴症状に苦しんでいた。夜間に眠れないため、昼間に寝てしまい、余計に夜間に眠れなくなる悪循環が生じていた。その様子から、私は、夜間に眠れないことは身体に及ぼす影響が大きく、介入が難しいことを学んだ。

 実習1週目では、不眠を毎日訴えていた。受け持ち3日目から睡眠薬を処方してもらい、その日は、「よく眠れて気持ちが良い。」と行っていたが、薬に頼ると悪いと思っており、その日以来あまり服用していなかった。1週目は不眠の原因がわからなかったが、ステロイドを服用しており、睡眠前半に減少する副腎皮質ホルモンが増加するため入眠困難になること、入眠困難から、時間を潰すためにテレビを見ており交感神経が活性化すること、夜間に眠れず、昼寝をしてしまうことが原因であると考えた。そのため、副作用で眠れないから、”睡眠薬は適切に服用した方が良い”こと、”昼間はなるべく起きているようにする”こと、”眠れない時もテレビを見るのを控える”ことを理解してもらう必要があると考えた。また、溶血性貧血は身体を温めることが効果的であること、入浴ができていないこと、足が冷えていると皮膚温を上げようとして代謝が活性化し、睡眠導入を妨げることから、足浴をする必要があると考えた。実習2週目でも、不眠を毎日訴えており、睡眠薬を服用するようになったが、長時間は眠れないことを訴えていた。そこで、先ほどの理解してほしいことを説明し、足浴を実施した。それからは、昼間に眠くなったらテレビを見たりして起きているようにしていた。私も散歩をしたり話しかけたりして起きていられるように援助した。また、足浴をしたところ、「体が温まって気持ち良い。」と言っていたがその日の夜は不眠を訴えていた。また、不眠から体がきつく、足浴を断られることもあり、できないことも多かった。しかし、受け持ち最終日には退院で、その日の朝は、「昨日はぐっすり眠れた。」と嬉しそうに言っていた。足浴はできていなかったため、昼間に起きていたことが効果があったと考えた。このことから、患者によって不眠の原因は様々であり、一つではないことが多く、随伴症状から足浴なども実施できないこともあり、介入の難しさを感じた。しかし、足浴ができなくても、昼間に起きてもらうことで効果が得られたので、対象者に合わせた様々な方法を考えることが重要であることを学んだ。

ポイント

A4を学んだことだけで埋めるのはきつかったので、患者さんの情報や、入院までの経過・思いなどを入れていました。

また、エピソードを上記のように細かく具体的に書くとすぐに埋まりました。

実習での対象となる患者様は、教科書とは異なることも多いと思います。

個別性を出すポイントとしては、複数の参考書を活用し、対象者に当てはまるものを組み合わせていくことが必要です。

ネットの記事だけでなく、ぜひ本も活用してください😊

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