今回は、精神科病棟での実習の目標や行動計画の例をご紹介します。
本日の実習目標
アセスメントを行うために、排泄行動、飲水量、口渇の有無、洗面や更衣の状況、睡眠状況、作業療法の内容について知る。
行動計画
カルテから情報収集できないことは、対象者に尋ねたり、看護師に質問をして情報収集を行う。作業療法の見学をさせていただく。
観察したことに対しての考察
- 排泄行動については自立している。しかし、失禁や夜間の排尿があり、転倒や睡眠障害にもつながると考えられるため、経過観察が必要であると考えられる。
- 便秘傾向であり、薬物療法の副作用の影響が考えられるが、現在は内服薬にて対応している。今後も排便回数の観察が必要であると考えられる。排泄後の手洗いもできており、清潔にも関心を持つことができていると考えられる。
- また、口渇の訴えはないことから、抗精神薬の副作用は生じていないと考えられる。
- また、タオルの整頓がされていないように感じたが、使用するために置いていると言うことがわかった。
- また、洗顔料やくしを使用しており、更衣もできており、整容はできていると考えられる。
- 作業療法の内容は理解できていたが、体操はあまり好きではなさそうだった。体操は筋力の維持につながると考えられる。ジェスチャーゲームには興味を示して楽しそうにしていたためクイズなどは好きだと考えられる。そこから、気分転換につながると考えられる
- また、他患との交流も見られ、作用療法から、対人交流の方法や協調性なども養われると考えられる。
実習の中で感じたこと
- 対象者が作業療法前に椅子に座っていたのに、突然立ち上がり歩行を始めたため、理由を尋ねると、「暑いから、服を脱ごうと思って。」と理由を言ってくれた。突然の行動にも理由があると感じたので、尋ねることで、患者さんの気持ちの理解に近づけたように感じた。
実習2日目はこんな感じでした。書くことが精神科の実習では多かったので、段々と内容がなくなってきて困ったた記憶があります。笑
実習での対象となる患者様は、教科書とは異なることも多いと思います。
個別性を出すポイントとしては、複数の参考書を活用し、対象者に当てはまるものを組み合わせていくことが必要です。
ネットの記事だけでなく、ぜひ本も活用してください😊
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