なぜか、私たちの学校では、学びと別にさらに最終レポート があったので、その例をご紹介したいと思います。
病棟実習、事業所実習、学内カンファレンスを通しての学びです。
最終レポート
看護師の役割について
入院患者の地域への移行支援に対して看護職のアセスメントのポイントは、「病識、服薬行動について、ストレス対処、IADL、対人関係、整容、清掃など」(教科書p416表7-11より抜粋)とあるが、これらについてのアセスメントに加えて、本人や家族の希望も確認し、対象者に合った支援はどのようなものであるかを考えること、医師に対象者が今後に対しての思いを伝えられないことがあるため、医師に伝えられるように援助をすることが看護職の役割であると考えた。また、退院後に地域で生活する患者の支援としては、私が受け持たせていただいた事業所の利用者は、半年に1回、利用している関係機関の方や、本人、親が集まって支援の方向性の検討のし直しや、本人の半年後の目標を確認したり、両親の思いを確認する機会があった。その時に看護職は、毎月の診察の結果などの情報の共有や、専門的な知識の提供をしたりすることが役割だと考えた。
自己の課題
病棟での実習や事業所での対象者とのコミュニケーションを通して、私は、沈黙になるのが苦手で、自分から、質問を投げかけた後に、返答が「うん。」と返ってくると、話題を次々に変えてしまうので、多くのことについて浅く情報収集はできるが、対象者の1つのことに対する思いについて知ることができてないということに気がついた。病棟実習を数日行なった時にそのことに気がついたため、1つの話題を深めることを心がけて会話をした。まず、聞き出したい思いがあるとしたら、その会話についての質問を投げかけて、返答が短くても、具体的にはどんなことをしているかなど掘り下げて質問していった。「家族と旅行に行く。」という話からは、どこに行くのか、誰と行くのかなどを聞いていき、登場人物の方について、どんな人なのか聞いたりした。すると、対象者がアルバムを見せてくれて、家族の一人ひとりについて紹介をしてくれた。そこから、対象者の家族に対する思いを知ることができた。これからも、こうして自己のコミュニケーションについて振り返り、自己の傾向や直した方が良い所を考えて患者とコミュニケーションを取っていきたいと思う。
実習での対象となる患者様は、教科書とは異なることも多いと思います。
個別性を出すポイントとしては、複数の参考書を活用し、対象者に当てはまるものを組み合わせていくことが必要です。
ネットの記事だけでなく、ぜひ本も活用してください😊
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