【精神看護学実習】事業所実習レポート例(2日目)

精神看護学実習における作業所実習の2日目のレポート例をご紹介します。

本日の実習目標

利用者の疾患の特徴を踏まえて、作業内容、他者との関わりについて知る。

行動計画

  • 作業を一緒に行い、仕事の内容を知る。
  • 利用者の作業中、休憩中の様子、他者との関わりの様子を観察する。

目標に関して観察したこと

今日は外メンテナンスの方に同行させて頂いた。朝、職員の方から指示を受けて動いていた。まず、ブルーシートや鉄板をトラックの荷台に積む作業をしていた。対象者は、指示を受けた通りに作業をしていた。その後も指示に従い、利用者数名と職員で協力してテントを干していた。それから、隣接の病院の裏の落ち葉集めのために移動した。リヤカーを持つ人とお茶を運ぶ人に分かれて移動していた。落ち葉集めも、職員の指示に従い、場所を移動しながら行った。落ち葉集めでも、集める人と、ちりとりを持つ人に分かれて作業を行なっていた。職員の方は指示をしたり、袋を持って集めた落ち葉の回収をしていた。対象者は、集める作業を行い、とても集中して丁寧にしていた。作業中も利用者同士で協力しながら行うことが多いため、会話をしている場面も多く見られた。途中で休憩があり、休憩中も利用者同士で話す様子が見られた。終了時間になると、みんなで協力して片付けを行なっていた。

上記に対しての考察

  • アスペルガー障害の特徴として、物事の手順や道順、予定、ルールなどに固執することや、問題発生や突然の変更にパニックになるというものがある。しかし、対象者は朝に指示を受けたことを実行することができていた。集中して丁寧に行っていたところは、自分なりの手順にこだわっているのかなと感じた。
  • また、ADHDの特徴として、集中力がない、片付けができない、順番が待てないなどがある。しかし、対象者は、集中して作業に取り組めており、片付けも利用者同士で協力してできており、休憩のお茶をもらう順番も待つことができていた。そのため、現在の働く環境は、対象者に適していて、落ち着いて生活することができていると考えられた。また適切な治療が行われていることも考えられる。
  • 障害の特徴や対象者の得意なことやできること、できないことを把握して、作業の環境を整えることが、支援する側に求められるのではないかと感じた。

実習の中で感じたこと

今日は昨日とは違う方に同行させて頂いたため、初対面だったが、少し会話をした後に、対象者の方から色々と話しかけてくれた。最初に、「昔、B企業で働いてたことがある。」と言われた。対象者は、「あそこは天国です。僕機械が好きなんで。」と話してくれた。そこからは、好きな機械についての話をたくさんしてくれた。テレビやタブレット、パソコンのメーカーや、最近買ったもの、いつも欲しいと思っているものなどについて話してくれた。好きなものについての話を伺うことで、色々話してくれて、利用者との距離を縮めることにつながると感じた。

実習での対象となる患者様は、教科書とは異なることも多いと思います。

個別性を出すポイントとしては、複数の参考書を活用し、対象者に当てはまるものを組み合わせていくことが必要です。

ネットの記事だけでなく、ぜひ本も活用してください😊

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