【精神看護学実習】病棟実習レポート(5日目) 

今回は、精神科病棟での実習目標などを紹介しています。

本日の実習目標

  • 対象者の入浴時の更衣や洗身行動の様子を観察し、入浴の自立度について知る。
  • 室内レクの観察をし、体を動かすゲームの時の対象者の様子を観察する。

行動計画

  • 入浴時に浴室で脱衣や洗身行動、着衣の様子、表情の観察をする。 
  • 室内レクの観察を行い、塗り絵などの座位で行う活動時との対象者の様子を比較する。

考察

  • 入浴に関しての更衣や洗身行動は自立していた。しかし、できることを看護師に頼む様子が見られたが、看護師への依存心があることが原因なのではないかと考えられる。できることを援助し続けることは、患者さんのセルフケア能力の低下につながると考えられるため、看護師さんのようにできることは自分でしてもらうように声をかけることが患者さんにとって良い援助なのではないかと感じた。また、もう少し入浴を待つように言われても「まだ?」と尋ねることや、直接浴室の椅子に座ってはいけないことを聞いていても、してしまうことは、認知機能の低下による影響ではないかと考えられる。そのため、その都度説明することが必要であると考えられる。 
  • 室内レクでは、前回の体操や筋トレの時よりも意欲的に取り組んでいるように感じられた。ジェスチャーゲームにも意欲的に取り組まれていたため、同じ体を動かすことでも、対象者は、ゲームをする方が興味があると考えられる。そのため、体操そする時もゲームの中で行うと、意欲的に取り組まれるのではないかと考えた。また、自分も練習をしていても、他患がすると口を出していたことから、他人とトラブルになる可能性があると考えられる。ゲームをする時は負けたくない気持ちもあり、過干渉になりやすいと考えられるので、他患とも楽しく取り組めるように援助を行う必要があると感じた。

実習の中で感じたこと

今日午前中にOT室で塗り絵を一緒に行ったが、自身の作品を卑下する言動が見られていた。この前の自身の言動の振り返りを思い出し、「そんなことないですよ。」と言うのではなく、「着物の色を袴と違う色で塗られているところがとても良いと思いますよ。」と具体的に褒めた。対象者は、謙遜していたが、表情は明るかった。対象者は、塗り絵を褒めても否定されるが、具体的に褒めると、口では否定しつつも、表情は明るくなっていた。このことから、対象者が否定をされていても、私が具体的に自分の思ったことを言って褒めることは、対象者を少しは嬉しい気持ちにさせているのではないかと感じた。対象者が自分では下手だと思っている塗り絵も、周囲の人は綺麗にできていると感じているということを知って欲しいなと思った。

実習での対象となる患者様は、教科書とは異なることも多いと思います。

個別性を出すポイントとしては、複数の参考書を活用し、対象者に当てはまるものを組み合わせていくことが必要です。

ネットの記事だけでなく、ぜひ本も活用してください😊

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