初めての実習があるけど、何に気をつければいいんだろう?
全くイメージが湧かないや・・・。
今回は、こんな疑問に答えていきたいと思います。
私は現在看護師3年目で、精神科病棟で働いています。私の体験談をもとに、注意点や乗り切る方法についてご紹介していきます。
看護師へ声を掛けるタイミング
すみません、○○様のバイタルの報告したいのですが、、、
今忙しいから後にして💢
実習では、このような光景がよくありました。実は、声をかけるタイミングには、コツがあったのです!
【声をかけて良いタイミング】
1、患者さんの処置が終わって病室から出てきた時
2、カルテを入力している時
私は、基本的にこの2つのタイミングを狙って声をかけるようにしていました。
このタイミングでは、「後にして!」と言われた事はありません。
やるべき事がひと段落している時を狙うのが、ポイントです。カルテの入力も、時間がある時に、しているようでした。
【声をかけてはいけないタイミング】
逆に、絶対に邪魔をしてはいけないタイミングもあります。
1、薬を扱っている時
ダブルチェックなどを真剣にしており、ミスがあってはいけないため、邪魔をしてはいけません。
2、これから処置などで、患者さんの病室へ行こうとしている時
患者さんの処置が優先であるためです。
報告の仕方
基礎実習では、初めて患者さんにバイタル測定をしたり、初めて数値を報告したりして、とっても緊張した思い出があります。
測定の方法は学校で習うと思いますが、報告の仕方は私の学校では、教えてもらいませんでした。
〜報告の例〜
「○○看護師さん。お仕事中失礼します。103号室の△△様の10:00のバイタルサインの報告なのですが、今お時間よろしいでしょうか?」
→まず、部屋番号と患者さんの氏名、いつの何の報告かを伝えます。そうすることで、看護師もその報告がどの程度の緊急度かを判断でき、今聞くことが優先できるかを考えられると思います。
「体温36.7度、脈拍70回、リズム不整・欠損・左右差なしでした。呼吸数13回でした。血圧は、120/78mmHgでした。以上です。」
→1年生の時は、アセスメントをまだ習っていないので、バイタルの数値のみ報告していました。
患者さんとのコミュニケーションのコツ
患者さんと何を話したらいいんだろう
と、初めての受け持ち患者さんであり、実習前はとても緊張した思い出があります。
コミュニケーションを取るのがあまり得意ではない私なりに工夫をしていました。
1、まずは、笑顔で挨拶をする!
これは、当たり前ですが、とても大切ですね。ただでさえ初めてのことばかりで緊張して表情が固くなっているので、大袈裟なくらいに笑顔で挨拶をしていました。
「○○大学1年の△△です☺️。本日から来週の金曜日まで実習でこちらの病棟にお世話になることになりました。まだまだ慣れないことばかりで、ご迷惑をかけしてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします☺️!」
のように、初日は挨拶をしました。
2、ベッドサイドをよく観察する
患者さんの趣味などは、カルテには書かれていませんが、1番見つけやすいのが、ベッドサイドだと思います。枕元に陶芸の本が置いてあったり、床頭台にお孫さんの写真があったり、、、
観察してみると、会話のヒントが隠されていました。
そこから、「〇〇がお好きなんですか?」など、お話をしてみるのもいいかもしれません。
3、聞き役に回る
1年生の実習では、患者さんがどんな思いを抱えて過ごされているのかを知ることも、目標だと思います。
最初は、患者さんも緊張して口数が少ないかもしれませんが、まずは、好きなことを聞いたり、あなたのことを話したりすることで、信頼関係を築けるように頑張りましょう。
そうすると、段々と、闘病に対する辛さなどを話してくれるようになるかもしれません。
私も、「辛い思いを抱えて過ごされているんだなあ、」と感じましたが、
何と声かけをして良いのかわからなくて悩みました。
しかし、1人の患者さんがこのようにおっしゃいました。
「患者さんは、辛い思いを吐き出して、聞いてくれる人がいるだけで、心が少しは軽くなるの。何か特別な声かけを求めているわけじゃないわ。あなたは、患者さんの気持ちがわかっただけで素晴らしいわ。」と。
その時に、声かけはできなかったけど、聞くことで役に立てていたのかもしれないと思いました。
患者さんがお話をしてくれている時は、話しやすいように、相槌をうちながら、真剣に聞くことが大切ですね。
私の怒られた体験談
1、看護師さんに、清拭に同行させてもらう許可を得た時
私「〇〇看護師さん、すみません。清拭に同行させていただきたいのですがよろしいですか?」
看護師「私はいいけど?💢患者さんが良ければ💢!」
と、この質問だけで強い口調でしたね😅 忙しかったのもあるかもしれませんが、、、
そのため、自分たちができる清潔ケアなどの看護技術に同行させていただく時は、
「患者さんの許可を得て、清拭に同行させて頂いてもよろしいですか?」
と、言った方が無難かもしれません。
2、血圧測定で、聴診法しかしなかった時
これは、看護師さんに寄りますが、
看護師「今、何で触診法をしなかったの?」
私「カルテで普段の血圧を把握していたからです。😢」
看護師「患者さんはね、学生さんとお話しして血圧が急に上がってるかもしれないよ?😠ちゃんと五感を大切にして!何回も測定して負担がかかるかもしれないでしょ!」
と言われました。
しかし、私たちが使用する学校から持参したアネロイド血圧計ではなく、病院では電子血圧計を使用していましたし、触診法をしている看護師を見たことがありません。
念のため、看護師さんが見ている時には、触診法もした方が確実かもしれません😅
3、病室のカーテンを盛大に開けてしまった時
ベッド上で看護師2人で処置をしていて、私が見学をしていた時でした。
大部屋だったため、カーテンを閉めて行っていたのですが、
患者さん👵「学生さん、カーテンの外にある椅子の上に、タオルがあるから取ってくれない?」
私「分かりました☺️」
私:カーテンを思い切り開けてタオルを取りに出る。
看護師2名「コラ!!!💢今処置してるからカーテン開けないで!!!!💢患者さんが恥ずかしいでしょ?💢外に出るんなら少しだけ開けて出てって!!!!」
と、めちゃくちゃ怒鳴られました😂
これは、完全に私のミスですね、、。
しかし、看護師さんには、患者さんの要求で私が外に出たことが伝わってなかったみたいで、私が急に退室したみたいな感じのニュアンスで怒ってましたね😅
みなさんも、カーテンを開ける時は、体の薄さがペラッペラになった感じですり抜けて外に出ましょう!
基礎看護学実習では、アセスメントなどの勉強よりも、病院や看護師に慣れることが目標だと思います。
実習中は、レポートや看護師からの厳しい指導などストレスがいっぱいだと思います。
就職してからもストレスは付きものなので、実習中から、気分転換の方法や、気持ちの切り替え方などを習慣づけておくと良いと思います。
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